ホーム > 診療科のご案内 > 脳神経外科

脳神経外科

外来診療日程表

診療内容

脳神経外科は本来脳・神経疾患の外科的治療を行う診療科ですが、日本においては脳卒中、神経疾患の初期対応から総合的な治療、リハビリテーションまで手広く行う機会が多く、当院でも脳のみならず脊髄・脊椎、末梢神経も含めた神経疾患全般に対して幅広く診療を行っております。当院では脳神経外科専門医4名が24時間、365日体制で診療しております。特に、「脳卒中」「脳神経血管内治療」「定位・機能脳神経外科」の専門医が常勤医として日常診療に従事しております。

 

2016年(平成28年)の延べ入院患者数は795人でした。内訳は脳血管障害241,頭部外傷152,めまい113,てんかん・機能的疾患55,脊椎・脊髄・末梢神経37,水頭症24,脳腫瘍17,その他156でした。脳血管障害の内訳は、虚血性脳血管障害165,脳出血38,くも膜下出血・脳動脈瘤32,脳動静脈奇形・硬膜動静脈瘻(AVM/AVF)でした。

 

当院は九州大学大学院医学研究院脳神経外科連携病院として日本脳神経外科学会専門医制度指定研修施設に認定されております。そのほか日本てんかん学会、日本定位・機能脳神経外科学会からも訓練施設として指定を受けています。

 

脳神経外科で扱う疾患の詳細については日本脳神経外科学会と日本脳神経外科コングレスが運用しております脳神経外科疾患情報ページhttp://square.umin.ac.jp/neuroinf/をご参照ください。

(2017年3月11日更新)

 

 

取り扱っている主な疾病

脳腫瘍、下垂体腫瘍、脳血管障害(くも膜下出血、脳出血、脳梗塞など)、頭部外傷、先天奇形、てんかんなどの機能的神経疾患

ボツリヌス療法外来

当院脳卒中センターでは、脳卒中治療の一環として脳卒中後痙縮(けいしゅく)に対する治療を行います。

 

平成27年6月〜 第2・第4木曜日午後14:00〜17:00
受診を希望される患者さんはお電話による事前予約をお願いします。

 

受診予約・お問い合わせは

地域医療連携室 TEL:092-672-9182

または脳神経外科スタッフまでお願い致します。

てんかん・パーキンソン病・難治性疼痛外来

当院脳卒中センターでは、てんかん・パーキンソン病・難治性疼痛に対する治療を行います。

 

火曜日/午後14:00〜17:30
金曜日/午後9:00〜12:30
土曜日/お問い合わせください

受診を希望される患者さんはお電話による事前予約をお願いします。

 

受診予約・お問い合わせは

地域医療連携室 TEL:092-672-9182

または脳神経外科スタッフまでお願い致します。

 

 

脳神経外科手術実績

 2016年の手術総数は135件でした。うち脳神経外科直達手術101例、血管内治療20例、その他の手術14例であり、初めて脳神経外科直達手術が100例を超えました。また、全身麻酔下手術は99例、局所麻酔手術は36例でした。脳動脈瘤に対する治療は21例で、うちわけは開頭動脈瘤頸部クリッピング15例(未破裂11例、くも膜下出血4例)、コイル塞栓術6例(未破裂4例、くも膜下出血2例)でした。血行再建術は12例施行し、STA-MCA4例、CEA2例、CAS6例の計12例でした。2012年に比して85例減ですが、パーキンソン病に対する定位脳手術等の「機能脳神経外科手術」を行わなくなったことと、気管切開術や創処置等の、「その他の手術」減によるものであり、「脳神経外科直達手術」と「脳血管内手術」だけみると121例と変化はありません。

 

 全体的な傾向としては、脳出血に対する内視鏡手術の増加、正常圧水頭症に対するシャント手術の増加、脊椎・脊髄手術の増加がみられました。2012年には27例あった気管切開が8例に、3例あった減圧開頭がゼロになっています。また、2013年と14年にはそれぞれ7例、5例あった頭蓋形成術は2例となり、この2例共に脳卒中や外傷に対する緊急避難的な頭蓋形成ではなく、陥没骨折に対する整復手術と、硬膜外・硬膜下膿瘍に対する術後の頭蓋形成術として施行されました。ここ5年間脳神経外科直達手術、血管内治療の数は120例前後とあまり変わりませんが、内容はより充実したものとなっております。

 

 2017年から日本脳卒中の外科学会では、脳卒中の外科技術認定医制度がスタートします。技術指導医のもとで一定以上の手術研修を行って初めて認定医を取得できる制度です。これに先立って技術指導医の書類選考が行われています。脳動脈瘤クリッピング100例、バイパスまたは頸動脈内膜剥離術20例、血管奇形5例を含む200例以上のケースを術者、または指導医として経験する必要があります。鈴木は術者としてこの条件を遙かに上回る経験があり、また、脳卒中センター長として多くの手術を指導してきた実績があり、問題なく技術指導医として認定されるものと考えております。

 

(2017年1月23日更新 文責 鈴木聡)

手術例数

 

    2012 2013 2014 2015 2016
直達手術            
脳血管障害 30 19 32 25 31
  開頭動脈瘤頸部クリッピング 4 3 8 14 15
  開頭血腫除去 20 13 15 1 4
  内視鏡的血腫除去 0 0 1 4 6
  定位的脳内血腫除去術 1 1 0 0 0
  動静脈奇形切除 0 1 4 0 0
  頚動脈内膜剥離術(CEA) 0 0 2 1 2
  浅側頭動脈-中大脳動脈吻合術(STA-MCA) 5 1 2 5 4
腫瘍 4 1 1 9 5
  開頭腫瘍切除術 4 1 1 8 5
  内視鏡下経鼻的下垂体腫瘍切除 0 0 0 1 0
脊椎・脊髄 0 0 5 5 8
  頸椎頸椎椎弓形成・切除 0 0 1 5 4
  胸椎椎弓切除・OYL 0 0 1 0 0
  腰椎椎間板ヘルニア切除 0 0 2 0 2
  腰椎椎弓切除 0 0 1 0 2
外傷 26 39 34 30 30
  急性硬膜外血腫 0 0 0 4 2
  急性硬膜下血腫 0 1 1 2 2
  慢性硬膜下血腫 26 36 29 19 26
  創傷処置 0 2 4 5 0
感染 0 2 0 2 1
  脳膿瘍 0 2 0 0 0
  硬膜外膿瘍 0 0 0 2 1
水頭症 17 16 22 15 26
  シャント 11 9 17 12 20
  脳室外ドレナージ 6 7 5 3 4
  腰椎ドレナージ 0 0 0 0 2
機能脳神経外科 63 44 10 0 0
  脳刺激電極埋め込み・交換 47 35 6 0 0
  脳刺激電極抜去 11 3 2 0 0
  脊髄刺激電極埋め込み 5 6 2 0 0
その他 36 20 22 8 14
  気管切開術 27 6 8 5 8
  頭蓋形成術 2 7 5 1 2
  髄液瘻閉鎖 0 2 2 0 0
  減圧開頭術 3 2 5 0 0
  その他 4 3 2 2 4
直達手術合計 176 141 126 94 115
うち機能脳神経外科以外 113 97 116 94 115
うち機能脳神経外科とその他以外 77 77 94 86 101
血管内手術 血管内手術 44 38 27 26 20
  動脈瘤コイル塞栓術 25 18 14 6 6
  経皮的頸動脈ステント留置(CAS) 10 14 4 6 7
  経皮的血行再建術 7 4 9 12 5
  エリル動注 1 2 0 2 0
  血管塞栓術(腫瘍・AVM・AVF) 1 0 0 0 2
手術合計 220 179 153 120 135
うち機能脳神経外科以外 157 135 143 120 135
うち機能脳神経外科とその他以外 121 115 121 112 121
動脈瘤 29 21 22 20 21
CEA+CAS 10 14 6 7 9
  2012 2013 2014 2015 2016
脳神経外科直達手術 77 77 94 86 101
血管内手術 44 38 27 26 20
機能脳神経外科 63 44 10 0 0
その他 36 20 22 8 14

 

アルテプラーゼ静注療法患者数
2014年 5
2015年 9
2016年 14