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2022/06/24

検査だより8:頸動脈エコー検査

 

 

頚動脈エコーってどんな検査?

今回は生理機能検査室から頚動脈エコー検査についてご紹介します。

頚動脈エコー検査とは、首には頚動脈という脳へ血液を送る大切な血管があり、この血管の状態を観察するのが目的です。

具体的には動脈硬化により血管壁が厚くなっていないか、壁に脂肪や繊維が付着してプラークを形成していないかという評価をしています。 動脈硬化は脳梗塞の引き起こす可能性があるため、その予防や原因を調べる上で大切な検査となります。

 

頚動脈エコーのメリット・デメリット

頚動脈の評価にはエコー検査の他にCT、MRI、血管造影といったものがあります。

それらの検査と比較すると、エコー検査は簡便、非侵襲性、血流評価が可能といった特徴があり、検査時間は20分程度です。 しかし、プラークの性状によっては観察が困難になる場合があり、また検査をする人の技量で結果に差が出てしまうことがあるといったデメリットもあります。 そのため、エコー検査だけでなく他の検査も行うことでデメリット部分を補っています。

 

実際のエコー画像

●正常な血管

●血管壁の肥厚・プラークを伴った血管

●厚いプラークにより狭くなった血管

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