2025/01/24
先輩職員の声 ー オペ室看護師 ー
理想をカタチにできる場所
ー MESSAGE BY オペ室/看護師 ー
手術室看護師を目指した理由と入職の経緯
—— 手術室看護師を目指したきっかけを教えてください。
病気の根本を治療できる手術室の仕事に惹かれて、手術室看護師を目指しました。病院見学のときから、入職1年目から手術室で働きたいと考えていたんです。多くの病院では2–3年の病棟経験を経てから手術室に異動するのが一般的ですが、当院では1年目から手術室勤務ができると聞き、迷わず第一志望にしました。
—— 手術室でのお仕事について教えてください。
手術室の仕事は、手術の準備だけでなく、手術内容を記録する“間接介助”や、医師に器械や器具を渡す“直接介助”などがあります。覚えることがとても多くて、例えば器械の呼び方や手術の進め方も医師によって異なるんです。初めは大変でしたが、プリセプターの先輩が丁寧にサポートしてくださり、少しずつ慣れることができました。
—— 初めての経験で印象に残っていることはありますか?
体位管理が特に難しかったです。手術中に褥瘡(じょくそう)ができないように除圧を行う必要があるので、細かい体位の調整が重要なんです。院内の勉強会で知識を吸収して、どう対応すればいいか学べました。また、直接介助で医師の思う通りに器具を渡せたときに褒めていただけたことは、とても嬉しかったですね。
—— 患者さまと接する機会もあるんですか?
はい。術後に患者さまを訪問することがあります。そのときに、患者さまの顔が明るくなり、元気になっていく姿を見ると、本当に嬉しい気持ちになります。
入職後の成長と達成感
—— 入職後、どのように成長していきましたか?
入職して3–4カ月で基礎を学び、夏頃から先輩について緊急オペを経験しました。冬になると、緊急時に備えて先輩2名と一緒に待機するようになりました。2年目になると徐々に独り立ちして、清潔や止血の操作、器械名の把握、緊急で使う薬の取り扱いなど、ひと通りの仕事ができるようになったと思います。
—— 達成感を感じる瞬間はどんなときですか?
慣れてくると、これから何が起こるのか、そのためにどんな準備が必要なのかが予測できるようになります。その結果、スムーズにオペが進行したときは、大きな達成感を感じます。
将来の目標と理想の先輩像
—— 今後の目標を教えてください。
3年目になると教える立場になるので、後輩にわかりやすく伝えて頼られる先輩でありたいです。将来的にはリーダー業務にも挑戦したいと思っています。自分が受け持つ手術だけでなく、手術室全体の業務をスムーズに進められるようになりたいです。
支え合える職場環境
—— 職場の雰囲気について教えてください。
少数精鋭の手術室なので緊張感のある場面も多いですが、先輩方がとても優しく、何か分からないことがあってもすぐに聞ける雰囲気です。逆に先輩の方から“大丈夫?”と声をかけてくださることもあります。こうした風通しの良い職場だからこそ、安心して仕事に取り組めています。